東大生の日雇い派遣体験記

背景

バイト経験0の学生がさすがにこのままでは情けないと東大生らしく塾講師のバイト決めた*1んだけど、なんだかんだで給与支払いが延びてしまった。
今月中にどうしてもほしいものがあったので短期のバイト探すことに。でも良いのあんまりないし、どうせひと月くらいしか働く気ないんだから派遣とかのが迷惑かかりにくいかな、などと考えフルキャストに登録。フルキャストを選んだ理由は日払い可能だから。

登録*2

事務所に印鑑と身分証明書を持って行って、くそつまらんビデオを見させられてサインしてハンコ押したら登録完了。写真はその場で撮ってくれる。全部で所要時間一時間くらい。
しばらくしたらメールが来て(俺の場合は5時間くらいこなかったので電話したらすぐメールきた)そこから専用サイトに飛んで仕事を探せる。*3
とりあえず仕事を探すことに。好きな仕事を選べる、みたいな宣伝がされているが実際は日時とおおまかな時間を選んでそれにあった求人のなかからさらに探す感じ。自給や職種からは検索できない。しかも求人がなかなか少なくて、俺の探してた平日夕勤だと平均して1件くらいだったので選択の自由はなかった。*4
あと、勤務登録できるのが、勤務日の一週間前〜2日前の間に限られているので、あーこれは長期的な展望とかは無理だなあと思った。

勤務

条件に合うのは飲食店しかなかったのでとりあえず2件登録。以下2回の派遣(別の店)を通してちょっと社会を知れたこととか。

  • 名前すら聞かれない

「こんにちは、フルキャストです」「ああお待ちしていました」のやり取りの後更衣室などに案内されるだけで、名前を教えても頂けないし聞かれもしない。どうしても向こうがこっちを呼びたいときは「派遣の人」と呼ばれる。

  • 衛生面が適当

手洗い場がどこかも教えられなかったし、洗うよう指示も無かった。
派遣が着る服は毎回クリーニングしてるみたいなんだけどクリーニングあがりのが無かったので明らかに汚れてる制服を着て勤務した。
雑巾=使用済みおしぼり。2店ともそうだった。まあおしぼりを使わない人もいるだろうから同じ雑巾つかいまわすより衛生的なのかもしれない。

  • お客さんからみたら派遣も店員も同じだけどやっぱり違う

注文をメモ帳にとる店員がいたらそれは派遣かもしれません。派遣は注文とる機械をさわらせてもらえない。派遣が注文をとったらそのメモを店員にわたすという二度手間が生じてるので、外食するときは機械持ってる人を狙って注文したほうが効率良いよ。
あと派遣はメニューを知らない。覚える暇なんてなかった。なるべく正確にメニュー名かかなきゃいけないけど手書きだとどうしても追いつかない場面が出てくる。予想が出来ないから一部でも聞こえないとどうしようもないし。注文をなかなか聞き取れない店員がいたらそいつは派遣かもしれない。

  • 凄い量の食べ残しが出る

噂には聞いてたけどやっぱりひどい。コースメニューの宴会を担当したときはまったく手つかずのものも結構あった。当然全部廃棄してたけど船場吉兆の気持はわからなくもない。

後記

いろいろ経験になったし良かったと思う。もうやる気はないし生活のためにすることじゃないと思うけどね。
時給は800,900,1000円の3種類あって*5俺の働いたのはどっちも1000円の仕事だった。基準はよくわからん。勤務先の張り紙に「バイト募集。自給1100円〜」って書いてあって、あー搾取されてるなあとは思った。やっぱ元締めが一番(゚Д゚)ウマーだよな。
給与は一日単位で払ってもらえるけど実は指定日に事務所いかなきゃもらえないらしい。めんどくさいけど時間みつけていかねば。

*1:この塾がまたブラック臭ぷんぷんで泣きたい。その話はまた機会があれば

*2:この辺は日雇い云々というよりフルキャストの話だけど

*3:仕事探すだけじゃなくて勤務前後の報告(必須)もサイトを通じて行う。水道を止めても携帯は止めないといっているニートの人の記事をいつか読んだが、いまになってなるほどなあと思った

*4:つーか日雇い=肉体労働のイメージだったけどなんとか法で肉体労働の派遣は禁止されてるのね。知らなかった

*5:はじめ5回の勤務はさらに-50円